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知っ得!不動産ガイド

住宅ローン徹底比較

新築であれ、中古であれ、ほとんどの方が新居を購入する際に住宅ローンを利用することになります。住宅ローンといっても、結局は借金ですから、返済期間や金利などの決め方によって、後々の人生設計に大きな影響があるため、実際に借入を行う際には、良く研究して、自分の人生設計にあったローンの設計をする必要があります。とは言え、現在、どこの金融機関もリテール重視、つまり、住宅ローンを始めとする個人に対する融資に力を入れていますので、同じ住宅ローンといっても、様々な商品があり、比較するだけでも大変な労力です。

このコーナーでは、公的融資の代表格である住宅金融公庫、都銀で財務体質No1の東京三菱銀行、地元で馴染み深い埼玉りそな銀行、何かと話題の多い城南信用金庫、ハゲタカか時代の最先端を行く銀行か評価の分かれる新生銀行、の5つの金融機関について、それぞれのホームページからの情報に基づいて、①借入可能期間、②融資限度額、③10年固定金利を比較してみました。

 
金融機関 詳細
住宅金融公庫 借入可能期間:最長35年
融資限度額:5000万円以下で購入資金の8割以下
10年固定金利:3.0%
東京三菱銀行 借入可能期間:最長35年
融資限度額:5000万円以下
10年固定金利:3.7%(ただし、ゼロ金利時代実感キャンペーンが適用されると2.2%)
埼玉りそな銀行 借入可能期間:最長35年
融資限度額:担保の範囲内で1億円以下(ただし、税込み年収に占める年間元利金返済の割合が35%以内)
10年固定金利:3.6%(ただし、現在、1%の金利割引キャンペーンあり)
城南信用金庫 借入可能期間:最長35年
融資限度額:5000万円以下
10年固定金利:2.45
新生銀行 借入可能期間:最長35年
融資限度額:1億円以下
10年固定金利:3.4

当社のコメント

住宅金融公庫

住宅金融公庫の融資は、居住水準の向上や良質な住宅の供給推進を図る政策的な色彩が見られるため、マイホームの取得を考える人にとって、長年最も利用し易い融資として活用されてきましたが、民業圧迫の批判も根強く、小泉構造改革の一環で、平成19年の廃止が決定されました。しかし、住宅金融公庫のホームページでは、「今後とも何の問題もありません」と断言しており、国会での廃止決定も何のその、これからもマイホーム取得の強い味方でいてくれそうです。

東京三菱銀行

財務体質No1の銀行らしく、優遇を受けた場合の金利は最も安くなっています。金利優遇を受けるためには、給与振込み口座を東京三菱銀行にしなければならないなど、銀行取引を東京三菱銀行に集中する必要がありますが、メインバンクとして利用して手数料を落としてくれた人には、金利を安くするという明確なポリシーが感じられ、納得感があります。

埼玉りそな銀行

埼玉県民にとっては最も馴染みのある金融機関なので、他の都銀に比べても引けを取らないキャンペーン適用金利2.6%は嬉しいかぎりです。ただし、ホームページを見るかぎり、キャンペーンの適用に条件がないようなので、それなら、最初から店頭金利を下げてしまえば?と思います。購入する家が埼玉県内にあることとか、地元企業に勤めていることとか、埼玉りそな銀行には地元を優遇したキャンペーンをしてもらえれば、と思います。

城南信用金庫

多分、埼玉で城南信金の住宅ローンを利用する方はいないと思いますが、さすが城南信金、2.45%の金利は信用金庫として破格です。大手都銀と比較してもまったく引けを取りません。ホームページを見ていても、金融機関というよりは地元密着の小売店のような親しみがあり、努力が感じられます。

新生銀行

3.4%の金利は、決して安いとはいえませんが、新生銀行の住宅ローンの特徴は、手数料が安いことです。特に、長期のローンを考えている方には、繰り上げ返済手数料がかからない点は大きなメリットになります。新生銀行は、インターネットを使った場合、無料で振込ができるなど、ローコストで利便性の高いサービスを提供しています。手数料を落としてくれる人には金利を割り引くという考えの東京三菱銀行に対して、手数料はいらないが、金利は調達コストとリスクに見合った水準を取るという対極の考えのようです。キャンペーン金利が適用されない場合には、東京三菱銀行でも3.7%の金利なので、それに比べれば新生銀行の金利が高いとはいえません。